投稿者:酒見
去る8月21日日曜日になみはや支部例会を行いました。
午前は座学、午後は実技、密度の濃い内容で、暑さにめげずコロナの網目ををかいくぐって参加した15名にとっては充実の一日になったと思われます。
★支部例会ダイジェスト
・3分間スピーチ
コロナ感染第7波の真っただ中。やはり話題はコロナでした。感染、自然免疫、そしてワクチン接種までスピーチ後に意見交換をし、それぞれがこれからコロナにどう立ち向かうかを考える機会にもなりました。マスコミ、ネット上で様々な情報が錯綜しています。スピーチでは自然免疫力について、2年前に施設内クラスターで感染した施設入居者は、その後の感染の波では再感染していないという実際を目の当たりにしている事実から話しを展開され、大変興味深く聞き入りました。
・臨床雑話
学術顧問:てい鍼を用いた治療の有効性について話しされました。動悸、のどのつまり(梅核気)、耳の閉塞感、不安感、パニックなどを伴うメンタル症状の症例、また病院に通院しても経過不良だった三叉神経痛、坐骨神経痛などの神経症状の症例の良好な治療経過を紹介されました。なによりもてい鍼は、痛みなく患者に不安を感じさせない治療としても有効で、今までにも実技を実践指導してくださっています。またダニエル・キーオン著「閃(ひら)めく経絡」にある、すべての組織を包むファッシアと経絡の関連性は改めて興味深く拝聴しました。
技術顧問:登山が趣味の継続患者の股関節痛の治療経験を話されました。股関節や膝関節の痛みや腫脹に対しては、鼠径部から胆経、大転子あたりのムノ部の反応をとらえることが重要でその刺鍼深度は以前は深く刺入していたが4、5mm程の反応をとらえれば十分かとの見解、また症状の度合いにより治療頻度を変えるなど、治療者として常に患者に向き合われている姿勢がうかがわれました。また症状が改善し患者本人が満足しているにも関わらず、はり治療ではなくもっと早く治せる他の治療を選択されたほうが良かったのではないかと話される姿から、驕りのない謙虚な治療者のお手
本を示してくださったように感じました。
・年間テーマ「刺鍼技術を深める!」
今月は主要7穴に対する構え方について実技を行いました。呼吸を整えて脱力した自然体のまま刺鍼する経穴に対していかに構えるかは臨床をしていても難しく感じることはあるのではないでしょうか。本治法で用いる7つの経穴でも左右が変わると違いますし、また患者の骨格や可動域によっても工夫がいる場合があります。構えのポイ
ントは、経絡の流れに対して平衡に立つこと、刺鍼する経穴の正面に立つことです。左右の肩を結ぶ線と左右の骨盤を結ぶ線が経絡の流れと平衡になっているか、臍を通る正中線の前に経穴があるかをチェックする必要があります。実技の各班で指摘し教えあって気づきの多い時間となりました。
他、基礎講義「わかりやすい経絡治療」では本会の補助療法の奇経治療を、講義「臓腑経絡学」では陽維脈と頭部との関係、足少陽胆経胆の臓象について学びました。
また基本刺鍼、小里方式の実技ではそれぞれの課題克服、技術向上に努めました。
次回の支部例会は9月18日第3日曜日です。
なみはや支部の活動に興味を持たれた方はホームページをご覧ください。
https://www.namihaya-branch.com/
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