投稿者:奥田
鍼は身体に刺入しないと効果が出ないと考えている鍼灸師が多いと感じます。
しかし刺さない鍼・接触鍼でも大きな効果が出せます。
当院でも8割近くがこの接触鍼のみで治療をしています。
今回は刺さない鍼で治療効果を出すためのポイントをお知らせします。
まずは刺さない鍼の適応症をしっかり把握することが大事です。
東洋医学には、気の病と血の病と言う捉え方があります。
気の病とは主に機能的つまり働きの不具合が生じている状態を意味します。
これに対して血の病とははっきり形態として現れている症状を指します。
気の病は自律神経失調症やメンタルの不調などです。
血の病は、例えば変形性膝関節症などはっきり肉眼的にも病変がわかるような状態です。
刺さない鍼は、この気の病に対して有効な治療術です。
実際の臨床では、はっきり気の病と血の病と二つに分けられる場合もありますが、その両者が混在している場合も多くあります。
もちろん血の病であっても刺さない鍼で治療することは可能ですが、患者さんにとっ てどの方法が良いのかは、治療家の裁量に負うところが大です。
私は刺さない鍼と通常の刺入鍼を適宜使い分けるのが良いと考えています。
なみはや支部で取り組んでいる自律神経の乱れやメンタル疾患は気の病であり、刺さない鍼の適応です。
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