任脈を伸ばす

2022年4月18日月曜日

投稿者:かん


午後の実技は基本刺鍼から始まります。

基本刺鍼では、班ごとに別れ、順に顧問の先生の指導を受けていきます。順番を待っている間は、各自ペアとなり、基本刺鍼の練習をします。

まずは補法から。銀の寸三の1番鍼を持ち、補法の文言を言いながら、基本刺鍼を行ないます。顧問の先生は、前腕に刺鍼されながら、耳前動脈に指をあて、脈の変化を診ながら、基本刺鍼がしっかりとできているか、チェックをしていきます。

刺鍼が上手くできていると、切経をする、取穴をする、押手を構える、鍼先が皮膚に接触する、抜鍼、とそれぞれの動作で脈は変化をします。また、肩に力が入りすぎたり、切経が重たくなったり、取穴や押手が重たくなったり、鍼先が衝突的に皮膚にあたったり、抜鍼時の蓋が遅くなったりすると、それもまた、脈に変化が現れます。

順番が回ってきました。

毎回のことながら、いつも緊張してしまいます。体に余計な力が入らないように、リラックス。呼吸法を行ない、姿勢を意識し、基本刺鍼を行ないます。

基本刺鍼を受けた顧問の先生の反応は、なかなか渋いものでした。「う~ん…、まあ…、大体…、いいかなぁ…」。「もう少し、姿勢を意識してみて。もう一回」。

姿勢は意識していましたが、どこかぎこちなく、力が入っていて、鍼先の接触も、うまくできていなかった自覚がありました。午後の始まりに行われた年間テーマの講義で、「任脈を意識をして、臍から上。鳩尾を少し引きあげるような感じで。そうすると良い姿勢になる」。という講義内容を思い出しました。背筋を伸ばす、というのではなく、任脈を伸ばすという言い方が、新鮮で印象的でした。

任脈を伸ばして、もう一度、切経、取穴、押手、接触、抜鍼。どうでしょうか…。

「さっきよりずーっといい。脈の変わり方が全然違う」。誉められると嬉しいものです。切経や押手が軽くなったような気がしました。「この感じか…」。どうも収穫があったように感じました。この感覚を忘れないように、練習をしていかないといけません。少しずつ積み上げていきたいものです。

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