投稿者:奥田
今年度の支部活動も12月の例会を残すのみとなりました。
1年を振り返って、少々支部としては我田引水にはなりますが、充実した中身の濃い勉強会ができたと思います。
しかも和気あいあいとした和やかな雰囲気の時間が流れてゆきました。
とても素晴らしいことだと思います。
それに今年も新たな仲間を向かい入れることができ新年度に向けて楽しみな年末です。
私が鍼灸の免許を取得した際には視覚障害者の鍼灸を護りたいと言う大それた志を持っていました。
時は流れて40年経った現在でも鍼灸を取り巻く状況はほとんど変わっておらず、さらに厳しい現実があります。
鍼灸は残っても町の鍼灸師は消滅したと言うことを真剣に危惧しなければならないような気がします。
それは近年言われている鍼灸術に対する受療率の低下であり、無免許施術を含め治療施設の急増で、明らかに需要と供給のアンバランスを招いています。
それにここ数年にわたる新型コロナによる騒動も拍車をかけている状況です。
そんな厳しい環境でも、鍼灸術とりわけ私たちが行っている経絡治療には、それらを打破し鍼灸の明るい未来を開く力が十分に備わっていると考えています。
そのちからとは、経絡治療の得意分野で勝負すると言うことであり、積極的な接触鍼の活用にあります。
これまでの臨床経験から、私は鍼灸の真価を発揮し鍼灸の受療者に大いに貢献できるのは、自律神経失調症でありメンタル疾患であると確信しています。
これらの症状で悩まれている方は大勢いらっしゃいますが、その受け皿になるべき適切な物が少ない状況です。
経絡治療は自律神経失調症・メンタル疾患に対して素晴らしい効果を出せる治療術です。
このことをもっと一般に知らしめて行けば、新たな受療者層を獲得できると考えています。
そして接触鍼による施術が、これからの鍼灸術には必須の要素になってくるだろうと思います。
自律神経系・メンタル疾患に対しては、これまで行われてきた刺入鍼よりもてい鍼などによる接触鍼の方が明らかに治療効果が優れています。
さらに接触鍼の施術では全く痛みを伴いません。
鍼灸治療には興味はあるが、鍼は痛いと聞いているので躊躇していると言う方は大勢いらっしゃいます。
無痛で有りしかも心地の良い感覚の鍼施術があることを、もっと知らしめて行く必要があります。
そして接触鍼は術者にとっても導入しやすく効果を実感できる方法です。
鍼灸術は手のアートとして長年に渡って時間をかけて習得して行く物であることは私も実感していることです。
しかしながら初学者にとっては、それまでの道程が大変なことも否めません。
私は、鍼灸は理論はできるだけ簡便に、そして技術も習得が容易ものであればなぁと考えます。
それが接触鍼によるメンタル治療です。
来年度もこの方向で支部員の皆さんとともに研鑽して行きたいと願っています。
この記事を読まれている鍼灸師の皆さん、そして学生の皆さん、なみはや支部の一員として、明るい鍼灸の未来を開いて行きませんか。
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