投稿者:かん
我が家での鍼治療のお話です。
「鍼して―」と娘が言ってきます。触ると、肩頸、肩甲骨内縁がコリコリです。
娘の時間と娘の気分の関係で、標治法のみで終わるときもあります。一通り、鍼して「はい、終わり」。しかし、治療は簡単には終われません。目的の違和感がある程度取れるまでは、治療は終われません。濃厚で貴重な親子のコミュニケーションの時間です。
盲学校時代、卒業後も、あん摩とは違って鍼は、しばらくの間、受け入れてもらえませんでした。というより、「鍼をしようか」と、こちらから呼びかけることもあまりしませんでした。学生時代、足三里、手三里、合谷、次髎…に打たれたときの電撃的な痛みが思い出され、打つ方も気が引けました。ようやく家族に鍼を積極的に勧めるようになったのは、経絡治療を勉強し始めて、しばらくしてからのことでした。痛みなく、治効が高い経絡治療。娘は比較的早く受け入れてくれました。が、家内の壁は高かった。打つ前から、全身が緊張し、鍼はまだ接触していないのに「痛い痛い」とつぶやきます。鍼治療の受け入れは簡単ではありませんでした。娘への治療を横目で見ながら、その効果を確かめながら、でしょうか。少しずつ、少しずつ、受けてくれるようになりました。自分から、治療を希望するようになったのは、つい最近のことです。
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