投稿者:村越
例年恒例となっている大阪府立大阪北視覚支援学校での特別講習会が今年も開催されました。
毎年12月、2学期期末テストの後に開催される、この講習会は私の在学中はとても楽
しみなイベントの一つでした。
聞けばすでに20年以上も前から行っている講習会で、支部長が学生だった頃にも開催
されており、支部長はこれがきっかけで東洋はり医学会の経絡治療というものを知ったとのこと。
まさに綱領唱和にある通り「経絡経穴の普及啓蒙に努め、以て偉大な祖先の文化遺産を伝承せん事を期す」という文言を実践されているのだな、と感じました。
今年は、支部からは5名講師として参加いたしました。5人中4人は卒業生です。懐かしい学舎ではありますが、残念なことに年々生徒数は少なくなってきています。今年の在校生は3年生が3人、2年生が2人、合計5名の参加となりました。
最初はお互いに自己紹介を行い、その後支部長から東洋はり医学会の紹介、経絡治療
の簡単な説明が行われました。
講師5人中4人は開業していることもあり、講師側の自己紹介では、なぜ経絡治療を志
したのか、開業の苦労話なども織り交ぜながらそれ以上あるやりがいについてにも話が及び、学生はそれに熱心に耳を傾けていました。
その後には、経絡治療を体験してもらう実技の時間です。特に2年生は経絡治療を受けたことはなく、本治法・標治法って何?という全くわからない状態なので、まずは体験してもらい体に及ぼす変化を感じてもらうことが一番実感できるのではないかと思います。
生徒の1人に模擬患者になってもらい、治療の流れ通りに主訴を聞き、問診を行い、腹診脈診へと進めていきます。講師が説明をしながら証を決定し、最初の補法を行います。学生にも脈を診てもらいましたが、変化を感じる人、わからない…と頭をひねる人、反応は様々ですが少しずつ興味を持ってもらえている様子でした。肌ツヤの変化が一番わかりやすく、治療を進め1本鍼をする毎に起きる体の変化にとても驚いていました。
実践することで興味を持ってもらい、鍼灸師の自立、ひいては鍼専門家を育成し開業するためにも支部会への参加を勧めることがこの講習会の目的です。
東洋医学はちょっと苦手…と最初に話していた学生も最後にはとても満足そうに質問していたり、西洋的な鍼施術を苦手に思っている学生にも「この治療なら」ととても感動している様子が印象的でした。
まずは経絡治療を知ってもらうきっかけとしてこの講習会は今後も継続していきたいと思いました。
この先、同じ道を志す同士が増えることを期待しながら、今回の講習会を後にしました。
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