投稿者:奥田
今年もまもなく鍼師灸師の国家試験が実施される。
新たに免許を手にする新人たちに心からエールを送りたい。
免許取得は一つの通過点であり、鍼灸師としてスタートラインに立ったと言うことを肝に銘じて自覚して欲しい。
治療者としての力を育むのはこれからの研鑽にかかっています。
免許取得者の実に2パーセントだけが鍼灸師として生活できていると言う少々ショッキングな統計があります。
この数字の真偽については不明ではありますが、肌感覚としてはそんなものかもしれないなぁと思っています。
鍼灸をしたくて時間と努力そして資金をつぎ込んでやっと手にした免許であっても実際に仕事として鍼灸術に携われる人が100人に2人という現実をどうとらえればいいのでしょうか。
医療系免許の中でも最もコスパの悪い資格となっています。
この状況は、私が免許を取った45年前からさほど変わっていません。
NHKなどで東洋医学の特集番組が放送されたりと鍼灸や漢方の認知度は確実に上がっている状況で、鍼灸師の仕事がどうしてこのような状態に甘んじているのか、私個人としては残念で腹立たしい想いでいます。
この原因はどこにあるのでしょうか。
いろいろと考えられるかもしれませんが、その根本的な原因は、真に東洋医学に立脚した鍼灸術を鍼灸師がやってこなかった事に尽きるのだと考えています。
東洋医学の鍼灸術の潜在的な力に気づき、それを実践できる鍼灸師が増えてゆけば、必ず今の現状は打破できます。
東洋はり医学会なみはや支部はそのような使命感を持って日々活動しています。
学術の研鑽は言うまでも無く、鍼灸業をいかにして生活の糧として手にすることができるのかも視野に入れて学び実践してゆきます。

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