投稿者:仲光
2月3日は節分です。
私個人のFacebookでは鉄板ネタとなり果ててしまっていますが節分に関する話。
節分といえば鬼ですよね。絵本などに出てくる鬼の姿をイメージすると牛のようなツノに虎柄のパンツを履いています。なぜなのでしょうか?
諸説あると思いますが、その中で有力なのが風水、陰陽道における鬼門との関係です。
鬼門(北東)方角から邪悪なもの、忌み嫌われるものが入ってくるとされ十二支を方角に当てはめた場合、子(ねずみ)を北にすると北東は艮(丑寅=うしとら)になります。
ですので邪悪なものの象徴とされる鬼は牛のツノに虎柄パンツを履いているのですね。
ここでお題にもなっている子午の関係にも触れていきたいと思います。
子午関係は十二支を並べた際に正対するもの同士の組み合わせの事です。
例えば鬼門の方角である丑寅の子午関係となるのは未申(ひつじさる)です。
昔話で鬼退治をする桃太郎。お供の動物はサル、キジ、イヌ。つまり申と酉と戌な訳です。子午関係からすると少しズレてしまっていますがヒツジは戦うイメージがないからスタメン落ちなのかな?笑
まあこれも子午関係と言えるのではないでしょうか。
さて、鍼灸においての子午治療もこの子午のの関係を用いています。
子午治療を行う場合、子を胆経とすると午が心経となり、あとの組み合わせは
胆-心、肝-小腸、肺-膀胱、大腸-腎、胃-心包、脾-三焦
となります。
東洋はり医学会において子午治療は補助療法の1つとされており、あくまで本治法、標治法をメインとし、その補助的な役割として使用します。
子午治療を使う状況としては
①急性で実症状を呈している
②経絡流注上に集中している
場合に使用します。
先日、介護施設に入所されている89歳女性。2日前の晩に室内で転倒しおしりを強打、巡回のスタッフさんが来られるまで4、5時間倒れたままだったとの事。
翌日に病院にてレントゲンを撮ってもらったが幸いにも骨に異常は見つからず。しかしながらおしりが痛いので1mも間隔が離れていないベッドと食卓への移動の際の立ち座りが辛いとの事。
詳しく話を聞くと痛みが強いのは仙骨から尾骨にかけてであり、おおよそ膀胱経のラインと一致。訪問時に食卓の椅子に座っており、前述のように立ち座りが辛いとのことなので余計な体動はさせずにそのままの状態にて治療を始めました。
(本治法と標治法は割愛)
座った状態で局所に手が届きにくい、急性、膀胱経ラインに集中している。という事もあり子午治療を選択。肺経に圧痛があるかみると左の孔最穴付近に圧痛あり。
金の30番鍼を用いて圧痛があった箇所に鍼を当てると特に何もしていないのにズンズン鍼先が入っていく感覚があり、少し進み過ぎでは?と思って抜鍼すると思っていた以上に刺入していました。
患者さんに治療後の状態を聞くと治療前には転倒した自分自身としばらく放置されていた事に結構ショックを受けておられ、声にも元気がなかったのですが、「痛みはそんなにすぐ引かんやろ〜」と冗談ぽく言いながらも声色にはだいぶ元気が出てきており、少なからず効果はあったのかなぁと思い治療を終了しました。
まだまだ今回のような子午治療においての治療方針の立て方や鍼の使い方等、学ばなければいけないことが沢山ありますので、今後も東洋はり医学会なみはや支部にて研鑽してまいりたいと思います。
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