なみはや支部と『天火同人』《てんかどうじん》

2023年10月4日水曜日

 投稿者:奥田


東洋はり医学会なみはや支部ですが、この9月に新しく5名が会員になりました。

内4名は学生です。10月から私の講義も新しくなるので、なんだかちょうど良いタイミングです。


私は支部会員向けにメーリングリストを活用して、「易経」を64回に渡り紹介してきました、『天火同人』《てんかどうじん》は、支部活動の理想の形ではないかと思っています。


◆卦の形と卦の教え:『天火同人』《てんかどうじん》


(「天」の卦が上にあり、「火」の卦が下にあります)


天に向かって火が燃え上がっています。

二つの卦が、同じ方向に進もうとしている形です。

「同人」は、同じ趣味や志を持つ仲間や集団を表します。


天火同人は、人の和をもって世の中の閉塞を切り開いていく卦です。

同じ志を持って行動することで、世の中を大きく動かすことができますが、心がけや進め方が間違っていたのでは、その力が結集することができません。

人の和の力を最大限に出していくために、皆がオープンで公正な立場に立つことができれば、奇跡すら起きる、という教えです。


易経は占いの本と捉えられて誤解を生むのでは、と言う意見もありました。

でも、内容を読んでもらえばその中に多くの教えがあります。

中国の宇宙論、医学、哲学、思想など、ほぼ全てのことは易経の陰陽論から生まれています。

中国最古の古典が易経です。ポリヴェーガル理論、そして陰陽論。最新と最古のハイブリットが私のテーマです。


天火同人が教えているのは、志という強いきずなで結ばれた人の和です。

人の和をつくるには、まず社会に出て、同じ志を抱く人と出会うことです。

志を共有して団結した集団は、どんな困難でも乗り越えることができます。

また、聞く力を発揮する陰の徳を持つ人が一人いることで、人の和の団結力が強くなり、集団が活性化していきます。


志を同じくして鍼灸で多くの人に貢献できるよう、皆でがんばりたいと思います。

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