投稿者:仲光
ある日の昼下がり・・・
新規の患者様から問い合わせのLINEが届きました。
「妊娠8ヶ月なんですが妊婦でも鍼治療を受ける事はできますか?」
症状は両手の腱鞘炎。我々が所属する東洋はり医学会の鍼灸術ではそもそも深く刺入する事もないので妊婦さんでも安心♪
それでもお腹周りの施術は控えて、あとは寝ていただく姿勢だけ気をつけてれば問題ないだろうと受け入れ可能の連絡をしました。
しかしながら実は私は妊婦さんの施術は初めて。少しでも患者さんに有効な施術を受けていただきたかったので酒見支部長と東京の太田先生に連絡。
そこで太田先生から教えていただいたのが安産灸でした。
安産灸は反適応側1壮、適応側2壮の順で三陰交に長生灸(ソフト)をすえる。
臨月になったらこれを2セット
予定日の2日前には右の第5指先端に長生灸1壮、当日は暖かくなるまで
というもの。
早速施術に取り入れてやってみました。
証は肝虚脾実証。この当時丁度支部会の3分間スピーチで妊婦さんの滑脈の話もしてくださった方がいて、滑脈がどういったものかも診ることができてすごく勉強になりました。
施術の最後に安産灸をする。
すると…お腹の赤ちゃんが動く動く!
「妊婦さんはお腹を柔らかくする事を目的に施術すれば良いよ」とも聞いていたので腹診すると来院時には張っていたお腹がかなり緩んで柔らかくなっている!
自分でも「これは上手くいったなぁ。」と思っていたら、次の来院時に「母が過去の経験からお灸にかなり信頼があり、安産灸と聞いてぜひやってもらいなさいと言われた」とのことで継続して来院くださっています。
安産灸をする度にお腹の赤ちゃんが動くので実に興味深いです。
患者さんにも施術の後にはお腹が柔らかくなって赤ちゃんがよく動くと喜んでくださっています。
この患者さん、今はもう臨月に入ったので無事に元気な赤ちゃんが産まれてくることを願って施術を続けています。
ちなみに主訴の両手の腱鞘炎は治療後しばらくは良い状態らしいのですが、次の来院時にはまた痛くなっているとの事でそこは反省点です。
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